ウィークエンドフリー切符の旅 (part1)



 この旅は、文章ばかりです。画像はほとんどありませんので、読んでくれる方、申し訳ありませんが、そこの所は、ご勘弁を…
 

 今回は、非常にうれしかった。なぜなら、JR東日本の特急に乗り放題だからだ。しかも、新幹線にまで乗れるのが、うれしかった。しかし、自由席だけだが…。
でも、初めて乗る車両ばかりなので、内心、笑みを浮かべながら、名古屋駅に着いた。しかし、東北は、雪が多いとテレビで言っていたが、大丈夫であろうか?と言う心配をよそに、電車を待っているのであった。

今回の行程は… 1日目…名古屋〜塩尻〜長野〜上野〜仙台〜秋田。 2日目…秋田〜仙台〜福島〜山形〜東京〜新宿〜塩尻〜名古屋である。


1日目(2月27日)

1.大混雑しなの

 今日は、朝が早かった。なぜなら、7時10分発の「しなの」に乗るためだ。自由席の為に、早めにホームへ向かう。しかし、7時前だというのに、列がたくさんあった。スキーにでも行くのであろうか?今日は、土曜日である。「しなの」が入線すると、あっという間に満席となってしまった。早いものである。定刻に発車した。
塩尻までは、相変わらず混んでいた。定刻より、2分遅れて、塩尻に着いた。


2.あさまの旅

 ここで、すぐに「ウィークエンドフリー切符」を購入しに行った。買うとすぐに、長野行きの快速のホームへ急いだ。来たのは、115系であった。3分遅れで、発車した。そして、10時40分に長野に到着した。急いで、新幹線ホームへ向かった。

10時48分発の「あさま」はすでに入線していたが、確実に3人席を取る事が出来た。乗車率は、80%近くであった。優雅に席に座っていると発車となった。

加速がまるで違った。恐ろしく早い。さすが、E2系である。速度260キロの世界は違って見えた。すごい早さだ。途中、上田や、佐久平、軽井沢で乗りこんでくるものの、満席にはなったが、立ち客は、いなかった。

高崎に着くと、短距離区間なのに、乗り込んでくるのもいた。ここの車内販売で、めずらしいグッズがあり、早速GETをした。大宮に来ると、スピードが一気に落ちた。かなりの低速であった。制限があるのではないだろうか?まわりは、もはや大都会であった。


3.最悪スーパーひたち

 12時26分、上野に到着した。地下4階のため、ダッシュで地上へ上がることにした。12時30分を過ぎて、常磐線のホームへ到着。すでに入線前なのに、自由席乗り場は、すごい長蛇の列となっていた。12時36分に「スーパーひたち」が入線してきた。

清掃などの為に、50分頃になって、車内に入ることが出来たが、前のほうではなかったため、希望の席に座る事は出来なかったが、なんとか、4席を確保する事が出来た。すでに上野駅で立ち客が出るほどの満員であった。

水戸に着くまでに、車内販売が来たのだが、弁当がすでに品切れをしていたので、手配をしてもらえた。人数が多いから取ってもらえたのであろう。水戸を出ても、まったく乗客には変化がなかった。しばらくして、弁当が来た。こんな混雑をしている中でも座っていれば何の抵抗もなく、食べれると言うものだ。日立や高萩に停車しても、降りる客が一向にない。このあたりにくると、海が見えるはずなのだが、反対側の席に座ったので、見る事すら出来なかった。

いわきにつくと、車両が切り離されてしまい、4両編成となった。そのために、またもや、乗客が増えてしまった。このあたりにきて、自分らに文句を言ってくるものがいた。しかし、自由席は、有る意味、席取り合戦である。変な所にしか座れないからと言って、文句を言われても仕方がないので、相手にはしなかった。文句があるなら、早く並んで取れば良いんだ、と言ってやりたかった。

しかし、原ノ町、相馬と停車していくと、下車客が増えてきて、デッキにいた人が消えた。しかし、座席は、ほぼ満員であった。仙台なら、新幹線で行けば良いのに…と思ったが、指定席が取れなかったのか?それとも、特急料金を軽減しようとして、このスーパーひたちに乗ったのであろうか?私は良く分からない。約4時間かけて、仙台に到着した。17時13分である。


4.大雪のE3系こまち

 ここから「こまち」にいよいよ乗車するのである。まだ時間が有るため、駅弁コーナーに立ち寄ることにした。とりあえず、牛タン弁当をゲットした。

そして、新幹線ホームへ向かった。今日最後の電車だ。「こまち」は、「やまびこ」と併結されている。しかし、200系のボロがほとんどなので、仙台から降りる乗客が結構いるのではないだろうかと思い、仙台で乗ろうと決めていたのだ。「こまち・やまびこ」が到着した。案の定、こまちの自由席からも降りる客がたくさんいた。正解だった。やはり、スピードはスーパーひたちと比べると、比較にならない。でも、ボロ200系の為に、240キロで頭打ちであろう。

古川、くりこま高原と停車した。一ノ関は通過であった。このとき、屈辱的だった宿の「ホテル花や」を見ようとした。一ノ関を速度を落とさずに通過。たぶん、240キロは出ているであろう。しかし、一ノ関シティホテルは、見えたものの、花やは見えなかった。もはや、つぶれてしまったのかもしれない…だとしたら、違う意味でショックである。定刻通り、盛岡に到着した。

ここで、「こまち」だけの編成となる。そして、最高速度も130キロまでである。盛岡を発車すると、加速は速いものの、トップスピードがすごく遅く感じた。今までが、早過ぎたからであろう。新幹線の高架で余り気づかなかったが、かなり雪があるようだ。

途中、小岩井の駅で、運転停車。地面を見ると、すごい積雪であった。かなりの量だ。はじめて生で見る積雪量であった。田沢湖、角館と停車しても、あまり降りる乗客はいなかった。大曲に着くと、ちょっとした入れ替わりが…。短距離区間でも乗る人が多いみたいだ。終点の秋田には、定刻より少し遅れて到着した。

降りるとすごく寒い。仙台のときとは違う…。カメラで撮ろうとするが、すごい吹雪である。しかしこんな吹雪でよく130キロも出していたなぁ…と思わず感心してしまった。さすがに、雪国と言う事か…。ここで、3月に旅立つ、九州のグリーン券を購入した。宿へ行こうとするが、20時30分なのに、秋田駅は閑散としていた。やはり地方都市は、こう寂しいのであろうか…。しかし、宿の道は、猛吹雪ですごくつらい道中であった。






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